「何かとガラスにこだわるテスラ」また新しい特許を申請!
- 2020.02.09
- テスラ

こんにちは!トシです。
テスラがガラス関連でまたもや新しい特許を申請していましたので、ご紹介します。
テスラが新たにガラスの特許を申請!
今回の特許申請は、
断熱ガラス!
なるものです。
ガラスに無数の穴を設けて、疑似的に空気の層を形成するメカニズムです。
一般的に断熱ガラスは2枚のガラスを使い、ガラス間に隙間を設けて
「ガラスー空気層ーガラス」という配置で熱を伝えにくい構造をしています。
しかし自動車となると衝突時の飛散や乗員保護要件を満たせないほか、ガラス自体が厚くなってしまうため、構造・スペース・重量の点で不利になってしまいます。
今回の新しい特許なら、現在自動車に採用されているガラスとスペース的にも大差なく、容易に採用することが可能です。
この断熱ガラスを車両に採用することで得られる恩恵はかなり大きいものです!
エアコン効率が上がる!?
断熱ガラスの採用により、車内のエアコン効率を大きく上げることができます!
車内の温度に悪影響を及ぼす一番の要因は「外気温」です。
外気温と車内温度の差が大きいほど、エアコンの稼働率は上がり、効率も悪くなります。
冬場で例えると、外気温が低いほどガラスも凍てつくほど冷たくなっていると思います。
冬の朝方なんてガラスに氷ができるほど低温になっています。そんな冷たいガラスが車内の温度をみるみる下げています。
そんなガラスによる車内冷却に負けないようにヒーターを動かさなければなりません。
断熱ガラスなら、外気の影響を最小限に抑えることができるので、一度車内が温まれば後は弱い暖房で済みます。
また、もっと暖かく・涼しくしてより快適にドライブすることが可能となります♪
無駄に熱エネルギーを消費しないので、エアコンの効率が上がるわけです。
電費が上がる?!
ガソリン車はエンジン熱で車内を温めるのでほとんど関係ありませんが、電気自動車・EVにとってはバッテリー内の電気を熱に変換しているので、ヒーターの使用は航続距離に影響します。
断熱ガラスでエアコン効率が上がれば、それだけエアコンの稼働率は下がるので、消費電力も下がります。
冬場のヒーターは結構バッテリーを消費するので、効果も大きいでしょう。
結露除去(くもり取り)が素早く効率的!
フロントガラスのくもり取りは、ダッシュボードのエアコン吹き出し口からエアコン風をガラスに当てることによって、くもりとなる無数の水滴を蒸発。吹き飛ばしています。(デフロスター)
どの自動車も同じ原理でくもりを除去していますが、実はこれ効率的にはよくないです。
実際にくもり取りに貢献できている風はガラスに直接あたった分だけで、そのほかの風は車内に散っています。
今回の断熱ガラスはガラスとガラスの隙間にエアコン風を送り込み、断熱用に設けられた無数の穴に空気が巡り、ガラス全体が少ないエアコン風で効率よく、くもりを除去することができます!
デザイン的にもエアコン吹き出し口がダッシュボード上から無くせるので、すっきりしたデザインにできます。
何かとガラスにこだわるテスラ
テスラはガラス関連の特許をいくつも申請したり、モデルXに視界最高の巨大なフロントガラスを採用したり、テスラ全車にガラスルーフを採用しています。
テスラのガラスは強度も抜群に良くて、事故にあっても砕けることがありません。
詳しくはテスカスさんのブログへ!⇒https://teskas.net/20191229/
ほかにも遮光と透明を切り替えられるガラスもテスラは特許申請しています。
こちらも詳しくはテスカスさんブログへ!⇒https://teskas.net/advanced-sunroof/
まとめ
今回はテスラの新しい特許「断熱ガラス」についてご紹介しました。
断熱ガラスにより、
- エアコン効率が上がる
- 電費の向上
- くもり取りの効率化とスピードアップ
が期待できます!
ガラスルーフが決めてでテスラを購入した方がいるほど、テスラのガラスは良いものですが、車内温度に悪影響を与えているのも事実。
断熱ガラスが採用されたら、安全性も効率もデザインも死角なしです!
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