【テスラ】目指すは7分切り!モデルSのアタックカー「Plaid」がニュルのタイムを更新!
- 2019.11.05
- テスラ

かねてよりドイツのニュルブルクリンクでアタックを重ねていたテスラ。
モデルSPlaid=プレイドもアタックを重ねていくにつれ、仕様変更やエアロ追加などを施しタイムアップに努めていました。
前回のアタックからのアップグレードは?
最初にニュルでアタックしたモデルSプレイドのラップタイムは
7分23秒!!
でした。このタイムは脅威的な速さです。初ニュルでなかなかの好タイムをマークしたプレイドですが、まだまだタイム更新への追及は終わりません。
さらなるタイムアップのために、プレイドはエアロを追加してダウンフォースの向上を図りました。
- 巨大なGTウィングの装着
- フロントリップスポイラーの装着
主にプレイドの弱点だったコーナリング性能向上のため、2つのエアロを追加しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
ニュルでタイムを更新!
さらなる改良でダウンフォースとコーナリング性能を得たプレイドはニュルのタイム更新を果たしました!!
ラップタイム: 7分13秒!
前回のアタックから10秒ものタイムを更新!このタイムはレクサスLFAや日産GT-Rよりも速いラップタイムです。(GT-Rニスモは7:08.68)
惜しくも7分切りとはなりませんでしたが、恐ろしい速さです。7分切りまであとちょっと!
更にタイムを上げるにはどうするべきか?
このモデルSプレイドが7分切りを目指してさらなるタイムアップをするには、
- 大幅な軽量化
- タイヤ幅の拡大
- リアモーターの出力制御によるスタビリティコントロール
くらいでしょうか。軽量化はすべてにおいて有効です。内装やドア周りの不要な部品を外せばまだまだ軽くなりそうです。
タイヤ幅も拡大してさらなるコーナリング性能の向上が必要でしょう。車重が2トンを超える超重量級なのでタイヤへの負担はかなり大きいはず。
プレイドはリアが2モーターです。左右のタイヤに独立してモーターが繋がっているのであれば、モータートルクに左右差をつければ恐ろしくコーナリングするマシンへと進化します。
ちなみにニュル最速EVは?
ニュルの最速EVは2018年に6分45秒25を達成した
NIO EP9という中国産EVスーパーカー
このNIOは各車輪にモーターがあり、4つのモータ-で車輪1つ1つを別々に制御できるというマシンです。
最高出力は1360PS(1MW)を誇り、車両重量は1735㎏しかありません。
0-200km/hは7.1秒という驚異的な加速力を発揮し、最高速度は313km/hです。
一応市販車で、EVスーパーカーという立ち位置をしています。
正直プレイドでNIOに勝つのはかなり厳しいので、新型ロードスターに期待したいところです。
今後のモデルSプレイドは?
ドイツの自動車誌によれば、プレイドはトラックに積み込まれアメリカに一度持ち帰られたとのこと。
2019年はもうアタックしない予定だそうです。ただ、2020年にふたたび戻ってくる予定で、さらなる改良が加えられた新しいプライドでアタックするとのことです!
7分切りまであと13秒なので、何とかタイム更新してほしいところ。
ひいてはニュルで培ったテクノロジーや走行データをもとに、新しいモデルSや新型ロードスターへのフィードバック、モデル3のトラックモードにさらなる改良が加えられます。
ぜひニュルではいい結果を残してもらいたい。その結果は確実にテスラの経験値となり、ユーザーへ恩恵が戻ってきます♪
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