【テスラ】モデル3はスタンダードレンジ+こそピュアなスポーツカー?!3つの理由
- 2019.10.12
- モデル3

こんにちは!トシです。
テスラのモデル3は
- スタンダードレンジ+
- ロングレンジAWD
- パフォーマンス
の3グレードのラインナップです。
モデル3のスポーツシップと言えばパフォーマンスモデルですが、実はスタンダードレンジ+がピュアスポーツな特性を持っています。
今回はスタンダードレンジ+がピュアスポーツと言える3つの理由をご紹介します。
スタンダードとパフォーマンスを比較
比較表 | モデル3 | |
グレード | スタンダード+ | パフォーマンス |
車両価格 | 511万~ | 703万~ |
全長×全幅×全高 | 4694×1840×1440 | |
車両重量 | 1611㎏ | 1847㎏ |
バッテリー容量 | 50kwh | 75kwh |
航続距離 (WLTP値) |
409㎞ | 530㎞ |
モーター最大出力 | 262ps | 450ps |
モーター最大トルク | 525N.m | 636N.m |
0-100㎞加速 | 5.6秒 | 3.4秒 |
駆動方式 | RWD | AWD |
モデル3のスタンダードレンジ+とパフォーマンスは約200万円もの差額があります。
それもそのはず。パフォーマンスはスタンダードに比べてスペックやブレーキなどの装備が豪華です。
バッテリーは1.5倍の容量がありモーターも前後1つずつのAWD。そのおかげでトルクも高く馬力は200psも高い。0-100km/h加速に至っては2秒以上も速い3.4秒で100km/h出てします。
ブレーキはパフォーマンス専用の大型ブレーキになり、サスペンションもノーマルより10㎜ダウンしてスポーツ走行向きとなっています。
どう考えてもパフォーマンスこそピュアスポーツですが、スタンダードレンジ+のピュアスポーツたる要素を見ていきます。
その1:車両重量
スタンダードレンジ+はパフォーマンスより200㎏以上車両重量が軽くなっています。これはフロントモーターが無いのとバッテリーが軽いためです。
スポーツ走行において車両重量は1番重要な要素と言っても過言ではありません。自動車レースのトップであるF1やスーパーGTの車両は数グラムの軽量化のためにとんでもない額の費用をかけます。
それほど車両重量はスポーツ走行をするうえで重要です。
重量が軽いとコーナリング速度は速くなります。また細かい荷重移動や切り替えしでのレスポンスはかなり良くなります。
また、重量が200㎏以上も軽いのでブレーキへの負担が少なくて済みます。パフォーマンスモデルは355㎜2ピースの高性能ブレーキですが、スタンダードレンジ+もブレンボブレーキを採用しているので、一般的なクルマに比べたら圧倒的に高性能なブレーキです。
車両重量で言えばスタンダードのブレーキでも十分なブレーキ性能を有しています。
その2:フロントが軽い
スタンダードレンジ+はRWDなのでフロントモーターがありません。
フロントモーターが無いためフロントがかなり軽くなっています。フロントが軽いとハンドリングレスポンスが大幅に向上し、コーナーではノーズの入りがとても速いです。
スタンダードレンジ+は48:52という重量配分
つまりコーナーの侵入スピードが速く、手前での減速も少なくて済みます。ブレーキへの負担も少ないです。
また、フロントが軽いのでアンダーステアになり難く、コーナリング中のスピードも速いので、理想的なコーナリングラインを通ることができます。
他にもブレーキング時のフロントボトム=車両前方の沈みこみが少なく、AWDモデルに比べて車両の荷重バランスを崩しにくく荷重移動もしやすいという特性を持ちます。
その3:RWDという駆動方式
スタンダードレンジ+とRWDです。モーターはリアにしかないので後輪しか駆動しません。
加速に関してAWDが圧倒的に有利で速いですが、それはタイヤが空転してしまうような速度域での話です。
スポーツ走行中は常にスピードが出ているので、後輪駆動でも空転することはほとんどありません。そもそもモーターで出力コントロールも容易なので空転することはありませんが。。。
RWDなのでコーナリング特性はオーバーステアです。コーナーを巻き込むような挙動をするのでグイグイ曲がっていきます。
世の中の速いクルマはRWD車がかなり多くなっています。F1の車両はすべてRWDです。それだけRWDはスポーツ走行に適しています。
車両にイタズラをしてトラクションコントロールを完全OFFしたらドリフト走行も容易に行えます。
まとめ
モデル3のスタンダードレンジ+は
- 車両重量が軽い
- フロントが軽い
- RWDという駆動方式
以上の理由からよりピュアスポーツに近いクルマです。コーナリング性能はテスラ随一です。
RWD・軽量なフロント・モーターの特性・バッテリーの低重心化などなどスポーツカーの中でもトップクラスのコーナリング性能を有しているでしょう。
トータルパフォーマンスに関してはパフォーマンスモデルのほうが高いですし、ラップタイムが速いのはパフォーマンスモデルです。
ですが、「純粋にスポーツ走行を楽しむ」「クルマを挙動を操作し、コントロールを楽しむ」という点ではスタンダードレンジ+のほうが勝っているかもしれません。
走行場面やサーキットによってはスタンダードレンジ+のほうが速いなんてこともあると思います!
あえてスタンダードレンジ+を購入して、浮いた資金でタイヤやホイールをカスタムするというやり方もアリです♪
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