【テスラ】新型ロードスターのワイパーは新幹線と同じ!?
- 2019.09.30
- ロードスター

テスラの新型ロードスターはあらゆるサーキットの記録を塗り替えると言われるほど、超高性能なヤバいクルマです。
今回はそんなクルマのワイパーに注目してみます。
一般的なワイパーは右スイング式
日本のほとんどクルマは「右スイング式ワイパー」を採用しています。(左ハンドルは左スイング式)
この方式は構造が簡単で、部品点数が少なくコストが安いというメリットがあります。
デメリットとしては、ワイパーモーターが取り付いている対角部分の水かきができないのと、往復運動の戻り時にフロントガラスに当たる風圧がモロに直撃して動きが悪くなります。
日本の法定速度は最高120km/hなので、スイング式のワイパーでも十分正常に動作できます。
ベンツなどには面白い機構をするワイパーもありますので、参考程度に紹介します。
新型ロードスターのワイパーは新幹線と同じ?!
実は新型ロードスターは新幹線と同じワイパーの方式が採用されています。ワイパーのブレード1本に対して、2本のアームで動かします。
新型ロードスターは400km/hオーバーの速度が出るほど超スピードマシンです。超スピードを出している時の風圧は凄まじく、一般的なワイパーの動き方では満足に水かきできず、ワイパーアームが動くことさえ難しいです。
新幹線のワイパーは200km/h以上出ても正常に動作するように、ガラスに対して「縦」に配置されています。
新型ロードスターも新幹線と同じくフロントガラス上に「縦」で配置されています。
なぜ縦に配置した?
このワイパーは「縦スイング方式」と言われ、一般的な「右スイング方式」に比べ風圧の影響をほぼ受けません。
新型ロードスターは常に超スピードを出してもワイパーを動かすことができます。
むしろ、超スピードを出す前提でこの「縦スイング方式」を採用したのでしょう。この方式は
「このクルマはめっちゃスピード出るぞ!!」
というロードスターのアピールポイントでもあります。
縦にワイパーが配置されているので、「右スライド方式」より広範囲を水かきできたり、テスラ車自慢の空力性能に対してネガティブ要素にならないようにもなっています。
デメリットとしては常にガラスの端にワイパーが見えるので、ワイパーアームによる多少の視界不良と、ワイパーが気になってしまうという点です。
ちなみに路線バスなども同じ「縦スイング方式」のワイパーを採用していますが、これは単純にガラスが大きいので広範囲を水かきできるようにするためです。
そもそも超スピードではワイパーはいらない?
実際のところ、200km/hを超えて300km/h近いスピードで走る新幹線は、雨の時にワイパーを使用していません。
あまりの速度でガラスに当たった水滴が、一瞬で飛んでってしまうとか。。。
新幹線は駅などに止まる前の少し前に、水滴で標識などを見落とさないようにするためにしかワイパーは使用しません。
新型ロードスターにも同じことが当てはまるので、超スピードを出している時にワイパーは必要ないでしょう(笑)。むしろ雨が降っていて路面のグリップが落ちている状況で、そんなスピード怖くて出せません。
まとめ
新型ロードスターは新幹線と同じ「縦スイング方式」のワイパーが採用されています。
これは
- 超高速状態でも正常に作動できるように
- 動かしても空力のネガティブ要素にならないように
- 超スピードを出せるという現れ・アピール
乗用車では採用例の少ない「縦スイング方式」ですが、レーシングカーっぽい雰囲気はビンビン!なので私は好きです。
まだ正式にプレスリリースしたわけではありませんが、いろいろなところでお目にかかる新型ロードスターはみな同じ方式なので、採用される可能性は濃厚です。
-
前の記事
テスラがSWアップデートで車線逸脱防止機能を追加!その他も多数! 2019.09.25
-
次の記事
【テスラ】新型ロードスターはレースを見越してセンターロック方式を採用か? 2019.10.01