テスラは本気だ!モデルSのアタックカーを製作!
- 2019.09.13
- モデルS

こんにちは!トシです。
テスラがポルシェのEV「タイカン」のニュルブルクリンク走行タイムを破るべく、モデルSのアタックカーが製作されました!
InsideEVsにてニュル向け?のモデルSが発見されています。
テスラがモデルSのアタックカーを製作!
テスラがモデルSでサーキット走行用のアタックカーを作成しました。このアタックカーは市販されているモデルSより異なっている部分が多く、かなり走りを意識した改良が加えられています。
この車両はアメリカのクラシック・サーキットである「ラグナセカ」にて、「4ドアEVのコースレコード」を樹立しました。
このモデルSは「Plaidパワートレイン」という新しいパワートレインを搭載しており、2019年9月現在販売されているモデルSのパフォーマンスより高性能なモノのようです。
Yes. To be clear, Plaid powertrain is about a year away from production & applies to S,X & Roadster, but not 3 or Y. Will cost more than our current offerings, but less than competitors.
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年9月12日
「Plaidパワートレイン」ですが、 テスラのCEOであるイーロン・マスクが1年後に生産すると発言しており、モデルS・モデルX・ロードスターに搭載されるとのこと。
アタックカーの改良点は?
アタックカーはサーキットを走行するためにあらゆる箇所に改良を施しています。
その1:ブレーキ強化
モデルSでサーキットをアタックするのであればブレーキのサイズアップは必須です。わかりにくいですが、かなり大きいサイズのブレーキシステムを導入しています。
ブレーキローターは2ピースの軽量タイプになっており、ローター表面の光沢具合からカーボンブレーキを導入したかと思われます。
ポルシェのタイカンもカーボンブレーキなので、ブレーキ性能なら引けを取らない領域まで性能アップしています。
その2:ボディのワイド化でトレッド拡張とタイヤ幅のサイズアップ
ボディを後付けのオーバーフェンダーで拡張し、前後ともかなり太いタイヤが収まっています。ホイールも軽量そうなものに変更されています。
オーバーフェンダーだけで片側5㎝ほど拡大していそうです。
そうなるとフロントは265サイズ、リアは305サイズを履いて、タイカンと同じタイヤ幅を実現していることになります。
その3:ロアダクト拡大で冷却性能強化
画像を比べてみると、かなりダクトのサイズが大きくなっているのがわかります。
EVは放電しても回生ブレーキで充電しても発熱します。モーターも同じく発熱します。バッテリーが発熱しすぎると制限がかかり、回生ブレーキが弱くなります。そうなるとフットブレーキのみで減速しなければいけなくなり、サーキットの走行を進めていくとバッテリー的にもブレーキ的にも辛くなってきます。
また、パワー制御も入ってしまいます。このアタックカーはダクトを拡大し、より多くの空気をラジエーターに通すことで、冷却の促進を促しているようです。
その4:リアウィングの形状変更
このアタックカーに装着されているリアウィングですが、モデルSの純正品より上に反った形状をしています。ちょうどモデル3パフォーマンスのリアウィングに似ています。
形状変更で低速域の整流効果を高め、速度が低めなコーナーでも十分な整流効果を得られるようにしています。
このウィング、ぜひ市販化してもらいたいです。
まとめ
テスラは本気で勝ちに来ているようです。このアタックカーならタイカンといい勝負ができるかもしれません。
また、次期搭載予定の「Plaidパワートレイン」についてもどこまでの性能なのか気になります。
テスラのことなので、モデル3のようなトラックモードも導入済みかと思われます。ぜひこのアタックカーでいろいろなサーキットを走ってもらいたいです。
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