ポルシェのEV「タイカン」に負けじとテスラもニュルブルクリンク走行を表明!
- 2019.09.09
- テスラ

スポーツカーの大御所であるポルシェからEVの「タイカン」が発表されて、ニュルブルクリンクの走行映像も公開されました。
EVであるタイカンのニュル走行は各国メディアで大々的に取り上げられため、「EVと言えばテスラ」が黙ってません。
ニュルブルクリンクとは?
ニュルブルクリンクはドイツにある超長距離サーキットで、自動車メーカーがクルマの開発で使ったり、走行性能の高さをタイムで表すのに使用します。
- コース全体で約300mの高低差がある。
- 超高速から超低速まで多種多様なコーナーがある。
- コーナーの数が172もある。
- コーナーの多くがブラインドコーナーとなっている。
- バンクが付いているすり鉢状のヘアピンがある。
- ウイングによるダウンフォースがない車両だとジャンプする箇所がある。
- コース全体の平均スピードが高い。
- 路面が波打ち、ほこりっぽく滑る。
- コース幅が狭い。
- エスケープゾーンが狭い(黄色旗での減速が十分でない車両のルーフをガードレールの外にいるマーシャルが棒で叩いて警告を行えるほど狭い)
引用:wikiより
コースの全長は20,832mあり、コース全体で300mもの高低差があります。コースが過酷過ぎて「スポーツカー開発の聖地」とも言われています。各自動車メーカーがクルマ開発にこぞって使用し、ラップタイムはスポーツカーやレーシングカーの性能を測る指標となっています。
ニュルブルクリンクで速いタイムを出せると総合的な走行性能が高い証明になり、他のどんなサーキットでも高ラップを出せる性能を有していることになります。
ニュルの最速タイムは?
2018年10月25日にポルシェの911GT2 RS MRが出した6分40秒33というタイムが最速です。
タイムを8分切れたらかなり速い部類で、7分切れたらとんでもなく速い・ほんとにクルマか?というレベルです。7分を切れているクルマは14台しかありません。
ニュルのタイムは日々更新されています。
テスラもニュルを走ると表明!
ポルシェのタイカンに負けじとテスラのCEOであるイーロン・マスクはモデルSでのニュルブルクリンク走行を表明しました。また、タイカンのニュル走行タイムを素晴らしいともTwitterで発言しています。
Model S on Nürburgring next week
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年9月5日
But Taycan does seem like a good car. Nürburgring track time is great.
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年9月7日
ポルシェのタイカンはテスラのモデルSに勝つために作られたと言えるほど、似たようなスペックをしています。
EVとして世界最高の加速性能と航続距離であるモデルS。ならばポルシェはスポーツ走行と運動性能でテスラに勝る!という意識でタイカンを発表したのでしょう。そうでなければニュルの走行をしたり公表はしません。
ドライバーは?
ニュルはコースが長く過酷な走行状況のため、コースを覚えるだけで至難のワザです。しかも無駄なく速く、車両の性能を惜しみなく発揮できるドライバーはかなり少ないでしょう。
そんな中、元F1チャンピョンのニコ・ロズベルグ氏がドライバーとして名乗りを上げました!
give me a call if you need a decent driver to do the lap!
— Nico Rosberg (@nico_rosberg) 2019年9月7日
この発言に対し、イーロン・マスクは
Thanks for offering! Sure, that would be great.
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年9月7日
素晴らしい提案だ!と絶賛しています。
まだ本格的にドライバーがニコ・ロズベルグ氏と決まったわけではありませんが、ドライバーとしては最高峰の人物です。モデルSの性能を100%引き出してくれるでしょう!
ニコ・ロズベルグはどんな人?
10歳からカートをはじめ、16歳でジュニアフォーミュラーに出場し、17歳でF1に乗っています。(ドライバーとしてではなく)
2006年~2016年までF1ドライバーとして活躍し、23回優勝・57回の表彰台とかなり優秀な成績を収めています。
もちろんニュルブルクリンクの走行経験も豊富で、今回のモデルSによるニュル走行にうってつけのドライバーと言えます。
まとめ
ニュルブルクリンクはモデルSで走行しますが、タイカンに勝てるタイムが出るかはわかりません。なにせポルシェが作ったクルマです。
タイカンのタイムは7分42秒です。モデルSはこのタイムを破らなければいけません。
逆にテスラが負けたら、すでに恐ろしいスペックをしている次期ロードスターやモデルSが、とんでもなくスポーツ走行を意識した設計になるかもしれませんね!
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