【テスラ】モデル3のタイヤ・ホイール選び5つの注意点
- 2019.09.04
- モデル3

こんにちは!トシです。
今回の記事はテスラ モデル3のタイヤ・ホイール選びについてです。
モデル3に社外ホイールを履かせたい方や、スタッドレスにお悩みの方は参考にしてみてください。
モデル3のタイヤ・ホイールのサイズ
スタンダードレンジ+ ロングレンジAWD | |
タイヤ | 235/45-18インチ 98W |
ホイール | 18インチ 8.5J オフセット+40 |
重量 | 9.8㎏ |
パフォーマンス | |
タイヤ | 235/35-20インチ 92Y |
ホイール | 20インチ 8.5J オフセット+35 |
重量 | 13.04㎏ |
モデル3のスタンダードレンジ+とロングレンジAWDは18インチのエアロホイールを採用しているのに対し、パフォーマンスは20インチのパフォーマンスホイールです。
タイヤ幅は共に235サイズです。パフォーマンスモデルはスポーツ走行を意識してホイールのオフセットを左右に5㎜ずつ広がっています。つまりトレッド幅が10㎜拡大するのでコーナリングで有利ということになります。
20インチのパフォーマンスホイールはサイズが大きいだけあって重量13.04㎏と重いです。ホイールの重さはスポーツ走行において出足の速さやレスポンスの悪化を招きますが、モーターならではのトルクとレスポンスでほぼ関係ないと言えます。
パフォーマンスモデルは純正でミシュランの「パイロットスポーツ4S」というハイグリップタイヤを装着しています。タイヤの扁平率が35ということもあり、コーナリング時のタイヤのつぶれ量が少なく車体の反応はかなり速いです。かなりクイックな動きができるようになっています。
車体側のピッチサイズや締め付けトルク
モデル3全車 | |
PCD | 5×114.3 |
ボア径 | 64.1㎜ |
ナットサイズ | M14×1.5㎜ピッチ |
締め付けトルク | 175N.m |
モデル3は全車5穴のPCD114.3㎜です。このサイズは日本国内で一番流通しているサイズで、社外ホイールや他メーカーのホイール導入が非常にしやすいです。
ナットサイズはM14のピッチ1.5㎜です。国内でメイン採用しているのはレクサスくらいの珍しいサイズです。
ナットサイズが大きいためホイールナットの締め付けトルクも175N.mと大きくなっています。国産と同じ感覚で締め付けると面圧力・軸力が足りず、走行中に脱輪する可能性があります。DIY中心の方は注意してください。
※ちなみにモデルSとXはPCD120以外、同じボア径・ナットサイズ・締め付けトルクです。
モデル3で社外ホイールを選ぶとき5つの注意
モデル3でスタッドレスやサーキット用に社外ホイールを選ぶときは次のことに注意してください。
- センターボアのサイズ(ボア径)
- ホイールのハブボルトサイズ
- ホイールオフセット
- タイヤ幅
- ブレンボブレーキを避けるかどうか
ホイールを選ぶ際は様々なサイズが重要です。一つでも間違えると取り付け不可or車検不適合となります。
・センターボアサイズ(ボア径)
センターボアサイズとは、ホイールを外したときの飛び出ている部分の直径ですが、車体側のボア径よりホイール側のボア径が小さいと取り付けできません。
また、社外ホイールのほとんどがボア径73㎜なので取り付けは可能なのですが、車体のセンターボアとホイールとの間に隙間ができます。
あまり知られていないことですが、ホイールは車体の重さや荷重を5本のボルトだけで支えているのではなく、センターボアとホイールが密着することにより荷重をセンターに逃がし剛性を出しています。また、回転センターを出す役割もしています。
つまりセンターボアとホイールが密着していない状態で走行すると、剛性が確保できないので車体ふらついたり、最悪の場合ボルトが折れて脱輪する可能性があります。
モデル3のロングレンジやパフォーマンスは車重1800㎏を超える重量があります。一般的なガソリン車より重いので注意が必要です。
センターボアとホイールの隙間を埋める「ハブリング」という便利なモノがあります。社外ホイールを導入する際はこのハブリングも忘れず装着してください。500~1000円/個で購入できます。バランスと剛性が出せると思えばかなり安いパーツです。
・ホイールのハブボルトサイズ
モデル3はM14×1.5㎜という日本車にはほとんどない特殊なハブボルトのサイズをしています。M14とはボルトの直径が14㎜あるということです。
日本国内に出回っているホイールのほとんどがM12用の穴なので、モデル3のM14だとホイールの取り付けができません。
ホイールを購入する際は、ホイールのハブボルト径も注意が必要です。
・ホイールのオフセット
ホイールのオフセット数値は大きいほど内側に引っこみ、数値が小さいほど車体外側に出ます。オフセットが大きすぎると車両内側にあるアームやショックに当たる可能性があります。
オフセットが小さすぎるとタイヤがはみ出て車検に通らなくなります。また、ハンドルを切ったときのタイヤの軌跡が変わるので、フェンダーや車体にタイヤが当たる可能性があります。
・タイヤ幅
タイヤはホイールの幅に合ったものを選びましょう。ホイールに合ってないタイヤ幅を選ぶとSUVのようなムチムチになったりします。
ボア径の時にも上げましたが、モデル3は車重1800㎏を超えます。タイヤの幅を細くするとモデル3の車重にタイヤが耐えられない可能性があります。
純正のタイヤ幅が235幅なので、これ以上タイヤを細くするのは得策ではありません。タイヤには「ロードインデックス」という耐荷重数値があります。純正タイヤのロードインデックスを下回るタイヤは避けましょう。
・ブレンボブレーキを避けるかどうか
モデル3は全車ブレンボ製のブレーキを採用しているので、ブレーキキャリパーが一般車より巨大です。ホイールのサイズやオフセットが純正と全く同じでも、ホイールのスポーク形状によってはキャリパーに干渉します。
社外ホイールを選ぶ際はスポークの形状も重要となってきます。ブレンボブレーキはブレーキ性能が高い代わりにホイール選びが大変です。
国産スポーツカーでブレンボブレーキを採用している車種が履けている社外ホイールは、スポークの形状が逃げるように作られています。
もちろんオフセットはモデル3のサイズ、もしくはそれ以下で選ばないと干渉します。
モデル3のホイールをカスタム!
アメリカではモデル3のホイールカスタムはかなり進んでいます。
アメリカではモデル3のホイールカスタムはかなり進んでいます。タイヤが車体からはみ出ないくらいのツライチが非常にかっこいいです!
モデル3のタイヤホイールはボディ加工無しで2サイズアップくらいなら入りそうです。黒のモデル3はリア10.5Jのホイールが収まっているので265サイズのタイヤが履けることになります。
サーキットなどでタイヤサイズを上げて、タイムアップも容易にできそうです!
モデル3の装着シュミレーション!
アメリカの「TSW」というホイールメーカーのホームページでは、モデル3やS、XがTSW製のホイールを装着したシュミレーションができます!
このサイトではホイールのインチを「18・19・20・21」まで選択でき、車体のカラーまで変更して、かなり現実に近いシュミレーションを行えます。
ホイールの種類も豊富なので、日本製の狙っているホイールに似てるホイールで疑似的に試すという使い方できます。
TWSのホームページはこちら
https://www.tsw.com/alloy-wheels-configurator/#/year=2019&make=Tesla
まとめ
モデル3はモデルS・Xに比べ、PCDや重量の制限が少ないのでかなり多くの種類から選ぶことができます。タイヤも国内で多く流通しているサイズなので、在庫切れや値段が異様に高いなんてこともありません。
ホイールを選択する際は以下の4つに注意してください。
- センターボアサイズ
- ホイールのオフセット
- タイヤ幅
- ブレンボブレーキを避けるかどうか
履きたいホイールがあるが、モデル3に履けるかどうかわからない!という方は、当記事か私のTwitterへ問い合わせいただければ、サイズのアドバイスやブレンボの避け具合をお調べします。
お気軽にどうぞ!
-
前の記事
イオンでEV・PHVを無料充電する方法! 2019.09.02
-
次の記事
【テスラ】モデル3 オススメのカスタムアイテム20選!内装編 2019.09.07