テスラのエアサスは超高性能?

テスラのエアサスは超高性能?

こんにちは!元アンチEVのトシです。

テスラのモデルSとモデルXには標準で「スマートエアサスペンション」が装備されています。状況に応じて車高を変化できる代物です。

今回はこの「スマートエアサスペンション」についてご紹介します。

スマートエアサスペンションってなに?

一般的なクルマはコイル式サスペンションがほとんどです。いわゆる「バネ」で路面の凹凸を吸収して乗り心地をよくしています。テスラが採用している「スマートエアサスペンション」は名前の通り「空気」で揺れや凹凸を吸収します。海外の高級車や一部のトラックに採用されています。

メリットは、「乗り心地の改善」と「車高を変更できる」ことです。

デメリットはポンプやエア配管が増えるので車両価格が上がります。

車高を任意で変更できるのは段差や凹凸でバンパーやエアロを擦らずに済んだり、高速域で車体を安定させたりできます。

モデルSは「LOW」「STANDARD」「HIGH」「VERY HIGH」の4段階で変更可能です。モデルXはこれに「VERY LOW」が追加された5段階です。

モデルSも発売当初は「VERY LOW」の設定がありましたが、ソフトウェアのアップデートと共に廃止されました。車高が低すぎてバッテリーが段差でヒットする可能性があるので危険と判断されての廃止です。モデルXは標準で車高が高いので「VERY LOW」が健在です。

テスラのエアサスは超高性能?

他車にもエアサスを採用しているクルマはたくさんありますが、なかでもテスラのエアサスは高いスペックを誇ります。

テスラはエアサスを各4輪を独立で制御しています。エアーポンプ自体は1つですが、エアーを送る配管を切り替えて4輪別々に車高を調整することができます。他車種だと前後別々だったり4輪同時に上がってしまったりと応用が利きません。

各タイヤのエアサスに「車高センサー」が取りついているので、常に4輪の車高をモニタリングし車体を水平に保とうとします。トランクに重い荷物を置いたり斜面に停車しても水平を保とうと制御します。

コーナリング時や加速時にもレスポンスよく車高を変えている

走行中の路面の段差や凹凸もセンサーは検知していますが、特に車高の変化はしていません。コーナリング時や加速時には車高変更をレスポンスよく行っています。

コーナリング時は外側に車体がロールするので、外側の車高を上げ内側を下げることによってロールを最小限に抑えます。加速時には前輪がリフトアップし後輪がリフトダウンするので、前輪の車高を下げ後輪を上げる制御をします。すると急加速しても前輪の接地感が増し、安定して加速することができます。テスラが恐ろしい急加速しても車体が安定しているのはエアサスの恩恵でもあるわけです。

車高の調節スピードがとても早い

テスラのエアサスは車高の調整スピードがとても早いです。1段階変更するくらいなら2~3秒程度で変更してしまいます。他車だと早くて4~6秒ほどかかります。1輪だけなら0.5秒くらいで変更できます。

このレスポンスの良さが挙動安定の秘訣です。レスポンスが悪かったら車高調整している間に違う挙動に移行しています。

GPSで位置情報を把握し自動で車高を調節する

これが「スマートエアサスペンション」と言われる由来です。テスラはGPSで任意の場所に近づくと自動で車高を調節してくれます。

路面状況の悪い道路や段差の厳しい入り口など一度車高を上げた場所を把握し、次回通るときは通行前に自動で車高を調整してくれます。55km/hを超えると自動で「STANDARD」に戻ります。通行時に55km/h以上出ていると車高は上がりません。

自動調整を設定したものの、やっぱり要らないときなど設定を解除することもできます。

やり方は自動調整を設定した現場で自動調節中に「コントロール」→「車高」→車高調整の選択肢のとなりに[車高オート上昇場所]と表示されるので、×をタップすると設定が解除できます。またはその場で「STANDARD」か「LOW」に変更します。解除されるのは解除した場所のみなので、違う場所の設定は解除されません。

スピードで車高が自動で変わる

テスラは速度により自動で車高が下がります。任意で設定した速度80~160kmになると走行安定性と空力性能向上のため「LOW」になります。(私は80km/h設定)減速していって40km/hを下回ると「STANDARD」に戻ります。ほとんど車両が自動で調整してくれるので、車高を自分で調整することはあまりありません。

新車のモデルS、モデルXはさらに高性能なスマートエアサスペンション搭載

出典:https//:electrek.co

現在新車で購入できるモデルS・Xはスマートエアサスペンションがさらに高性能なものに変更されました。

出典:https//:electrek.co

「NEVER」は常に「STANDARD」に設定され車速で「LOW」になることはありません。

「ALWAYS」は常に「LOW」に設定されます。ALWAYS・NEVER共に設定中も「HIGH」などに変更できますが、それぞれの設定された車速を超えるとに自動的に「LOW」に戻ります。

「HIGHWAY」は通常の設定です。高速時のみ「LOW」でそれ以外は「STANDARD」に設定されます。

また、サスの減衰を「STANDARD」「SPORT」の2モードを設定可能になりました。

出典:https//:electrek.co

こちらは旧エアサスと新エアサスの2モードの振動波形を計測したものです。

新しいエアサスは今までのエアサスに比べて振動吸収能力が上がり、振動を半分以下まで低減しています。かなり乗り心地が良くなっているようです。

今後のアップデートでさらに進化する?

テスラはエアサスを搭載しているすべてのテスラ車をアップデートで進化させる予定です。内容は、

カメラやレーダーで前方の路面状況を把握し、路面に合わせてサスのセッティングを変更し乗り心地を向上させる

カメラで前車の挙動を観察し、路面状況を把握する

メルセデス・ベンツのマイバッハなどに装備されている「マジックボディコントロール」に似た機構です。

この機能が実装されれば乗り心地が良くなるのは確実です。早くアップデートしてもらいたいです。

まとめ

テスラのエアサスはかなり高性能です。しかもソフトウェアのアップデートで性能アップができるのはテスラだけです!

残念ながらモデル3には装備されていませんが、いずれオプションとして設定できるようになる予定です。

どうしてもモデル3でエアサスがほしい方は、購入を踏みとどまり様子を見ましょう。

今後のテスラの動きに期待しましょう!

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