テスラのスーパーチャージャーV3は超高性能!?
- 2019.05.13
- 電気自動車

テスラ モデルSのスーパーチャージャーでの充電についてテスラのスーパーチャージャーはEVの充電器の中ではトップの性能を誇ります!
なかでもモデル3ように作られたスーパーチャージャーV3は、今までの充電器の常識を覆す超高速での充電を可能としています。
今までスーパーチャージャーとスーパーチャージャーV3はどこが違うのか?比較したいと思います。
今までのスーパーチャージャーの性能は?
今までスーパーチャージャーはV2というバージョンで、最大120kwhでの充電を可能としています。
これはNCSのチャデモ式急速充電器(50kwh)の約2.5倍の充電出力を誇ります。
スーパーチャージャーV2は2つの充電器を1つの電源キャビネットでコントロールしています。
スーパーチャージャーが4機のところは電源キャビネットが2台、スーパーチャージャーが6機のところは電源キャビネット3台でコントロールしています。変電装置1台に対し120kwhの充電能力を有しています。
つまり最大120kwhの出力で充電可能なのは、1つの電源キャビネットに対してテスラ車1台しか充電していないときに限ります。
スーパーチャージャー2機に対し2台のテスラ車が充電をすると、120kwhを2台に分散して充電をします。
2台に電力を分散するときは60kwh:60kwhに等分されることはなく、先に充電を始めた車両が優先されます。
仮に先に充電を始めた車両をA 後に充電を始めた車両をBとします。
車両Aが100kwhで充電していた場合、もう1台の車両Bは余りの20kwhで充電されます。
車両Aが充電が進んで50kwhまで充電制限がかかっているとき、車両Bは余りの70kwhで充電されます。
このように120kwhの電力を2台でシェアします。
テスラのスーパーチャージャーは充電器本体の下側に1A・1Bなどの号機が割り当てられています。
数字の部分は電源キャビネットのグループを表し、アルファベットは号機を表しています。
スーパーチャージャーが4機のところは【1A・1B】【2A・2B】となるので、先にテスラ車が1Bで充電していたら2Aもしくは2Bで充電をしましょう。
電源キャビネット1台に対して充電車両1台なので最大限の出力で充電することがきます。
スーパーチャージャーV3の性能は?
新型のスーパーチャージャーV3は最大250kwhの出力で充電できます!
しかも電力を隣のスーパーチャージャーとシェアしていないので、すべてのスーパーチャージャーが同時に充電しても出力を落とすことなく最大限の充電が可能です!
250kwhという充電速度は、
5分で120km、15分で288km分の充電が可能!
ということです。
- 充電時間が50%削減される
- 予想される標準的な充電時間は15分に低下する
- 1時間あたりの充電可能台数が2倍以上になる
これはもう充電革命です。今までの充電機の常識が通用しません。
スーパーチャージャーV2の2倍、チャデモ式急速充電器の5倍のスピードです!
むしろ充電速すぎます!トイレ行ってドリンクを購入している間に充電が完了してしまいます。満足に休憩できないかもしれません(笑)
現在このスーパーチャージャーV3は本国アメリカにしか設置されていませし、モデル3しか250kwhの充電はできません。(モデルS.Xは120kwhで充電されます)
スーパーチャージャーV3は隣のスーパーチャージャーと電力をシェアしていませんが、電源キャビネットは存在します。
V3は1つの電源キャビネットで4台分の電力を供給しています。V3の電源キャビネットは1MWの電力を有しています。(1000kwh)
1電源キャビネットで4台なので、設置されるスーパーチャージャーV3は4台分ずつとなります。(もしくは8台分)
スーパーチャージャーV3の日本設置はいつ?
日本にはまだスーパーチャージャーV3は導入されていません。
モデル3が発売されればスーパーチャージャーV3はどんどん設置されていく予定です。
出典:https://www.tesla.com/jp/
これは現在のスーパーチャージャー配置マップです。テスラのホームページで見ることができます。
赤マーカーが現在稼働中で、灰色マーカーが2019年度内のスーパーチャージャー設置予定ポイントになります。
予定では2019年内にあと10か所にスーパーチャージャーを設置する計画がされています。
V2かV3なのか?設置数は?などの詳細は不明ですが、日本のモデル3販売台数が好調ならV3が設置されることは間違いなしです!
実際のアメリカでのV3充電
実際にモデル3をスーパーチャージャーV3で充電した際の充電率は、
- 9%~23% 4分(出力162kwh)
- 9%~50% 12分(出力159kwh)
- 9%~60% 15分(出力158kwh)
- 9%~70% 19分(出力150kwh)
- 9%~80% 25分(出力132kwh)
- 9%~90% 35分(出力107.5kwh)
バッテリー温度や気温により充電速度は異なります。それでも従来のV2の約2倍の速度で充電しています。
スーパーチャージャーV2の充電効率はこちらテスラ モデルSのスーパーチャージャーでの充電について
モデルS.Xは80%まで充電されると充電速度は40kwhまで制限されてしまいますが、モデル3は約3倍もの速度で充電を続けています。バッテリーへのダメージが気になるところです。
まとめ
スーパーチャージャーV3がいかに超高速充電かがわかりました。
ですが、V3が日本に設置されるかいまだ未定の状態です。
モデル3の売れ行きが好調でないと、テスラは日本ではなく他国の充電インフラ整備を優先するでしょう。
そうならないためにも広告やCMをやらないテスラに変わり、現テスラユーザーやテスラファンの方々でテスラを周知させる必要があります!
どんどんテスラの良さを発信していきたいと思います!
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