電気自動車・EVのデメリットについて

電気自動車・EVのデメリットについて

現在世界の自動車業界はガソリン車やディーゼル車などの「エンジン」から動力を得る内燃機関の自動車から、EVや電気自動車などの「モーター」から動力を得る電動化された自動車が主流になりつつあります。

そんなEVですが、内燃機関の自動車に対して劣っている点・デメリットをいくつか挙げてみたいと思います。

 

航続距離について

 

stevepb / Pixabay

昔の内燃機関車の燃料満タンで走れる距離は300km~500km程度でしたが、今では技術の進歩により

  • 燃焼効率の向上による燃費の向上
  • 車体形状による空力性能の向上
  • 各駆動系の駆動ロスの軽減
  • ハイブリッドなどモーターを併用することによるエネルギー効率の向上
  • 構造見直しによる各部品の軽量化

などのおかげで燃費が良くなり満タンで500km~700kmも走行することができます。

一方電気自動車は車体に搭載されたバッテリーに蓄電された電気でモーターを駆動して走行します。昔よりはバッテリー技術が向上しているとはいえガソリンなどの燃料に比べると圧倒的にエネルギー密度の点で劣っています。

どのくらい劣っているかというと、

 

ガソリン リチウムバッテリー
12000wh/㎏ 250wh/㎏

 

その差はなんと48倍!バッテリーが100㎏分の電力で50km走れるとするとガソリン車が48倍なので2500kmも走れてしまいます。(実際は熱損失等々で40%程度)

エネルギー密度で劣るEV車は1回の充電で長い距離を走るために大量のバッテリーを搭載する必要があります。しかしキャビンの居住スペースやトランクなどを確保しないといけないため、搭載できるバッテリーにも限界があります。

そのためEV車は1回の充電で200km~500kmの走行が限界となります。

 

重量について

 

Kito32 / Pixabay

EV車のモーターは内燃機関車のエンジンと比べて半分ほどの重量で同じパワーを出すとこができます。またEV車はトランスミッション(変速機)が必要ないのでパワーユニットは内燃機関車より軽量につくることができます。

ですが、1つ前に述べた「エネルギー密度」において圧倒的に劣るため大型のバッテリーを搭載しています。このバッテリーが非常に重く、

車種 バッテリー容量 重量
日産 リーフ 40kwh 約500㎏
日産 リーフe+ 62kwh 約650㎏
テスラ モデルS 100kwh 約750㎏

 

 

 

 

 

 

一般的なガソリン車の燃料タンク+ガソリン満(約70㎏)よりはるかに重量があります。

車両重量の増加は一般的に旋回性能の低下や減速に必要な距離の増加、燃費(EVでは電費)の悪化を招きます。

また都内などの立駐の多くは重量制限があり、車重が重すぎるため駐車場を利用できないというケースがあります。重量増はデメリットがほとんどです。

 

充電について

 

 

内燃機関車は5分程度の給油で燃料が満タンになります。しかも500km~700kmも走行できます。

EV車では急速充電を30分利用しても150km~200kmしか走行できません。充電ステーションの設置数もガソリンスタンドよりもまだまだ少ない状況です。

基本急速充電の機械は1充電ステーションに1~2つしかありません。そのため先に充電している車の充電が終わらないと自分が充電できない!などの状況が発生します。

タイミングによっては先に充電している車の充電時間30分と自分の充電30分、計1時間かかるなんてこともありえます。高速道路で1時間もあったら100km先にたどり着いています。

自宅など普通充電についてはバッテリー残量20%→80%まで8~16時間を必要とします。しかもEV車に充電中は自宅電流の15Aほどを使用するので、冷蔵庫やエアコン、電子レンジの使用などはブレーカーに注意が必要です。

急速充電・普通充電ともにタイミングを見計らって行う必要があります。

 

まとめ

 

EV車に乗るには以上のことを踏まえて運用していく必要があります。

決してガソリン車などの内燃機関車と同じ扱いをしないよう注意しましょう。自宅に帰宅し充電コードを刺し忘れて翌朝、バッテリー残量が無くて会社に行けない!出かけられない!などの事態にならないように。

遠出の時も、前もって充電するタイミング・場所を計画しておき、思わぬところでバッテリーが空になって立ち往生しないよう注意しましょう。こまめな継ぎ足し充電で余裕をもって運転することがEV車を上手に利用するコツです。

これ以外は内燃機関に勝っていることのほうがほとんどなので、計画通りに上手に運用して、良いEVライフを送りましょう。